業界トップを走り続ける理由

新亜光学工業株式会社では厳しい検品が必要な理由

執着ともいえる、自社製品への深い愛情

この会社の社員達に関わらず、自社の製品を大切にする気持ちは他企業においても変わりはないと思います。
その愛情と顧客に対する責任感から、失敗作は徹底的に取り除くという作業があります。それが検品作業です。
精密機器はその一つ一つが正確に機能しないと成り立ちません。少々ごまかせてもすぐに故障したりするので、この検品作業は一秒たりとも油断できません。
それこそ神経をすり減らすくらいの細かい作業になりますが、ここが正確でないと、顧客に迷惑をかけ、一度に信頼を失うことになります。信頼関係というものは、築くのは時間がかかりますが、壊れるのは一瞬です。そして一度失った信頼を取り戻すのは最初よりもさらに時間がかかります。

納期を守るということ

いくら厳しい検品をするからと言って、納期に間に合わないくらいゆっくりとは出来ません。
「丁寧に、早く」は仕事をする上の基本だと思います。決められた量を正確に、納期を遅らせることなく顧客に届けることを念頭に置いて、仕事を進めていかなければなりません。
新亜工学工業株式会社は、いつもノルマを設定しているそうです。作れる分だけではなく、量を指定されることにより、自然と社員達の士気もあがります。
人間という生き物は、制限がある方が効率が上がる生き物なのか、限られた時間内で正確に素早くという状況に追い込まれると実力以上の力が発揮されるようです。
ちなみに私は休日一日家にいても全くやる気がでませんが、仕事をしている平日は脳内が戦闘モードになるらしく、休日の時の数倍は効率よく家事をこなせる自信があります。